鉄道趣味業界では、この２０１６年３月から４月にかけては、北海道新幹線新函館開業と、それに伴う、寝台特急「カシオペア」、寝台急行「はまなす」の廃止など、大きなニュースが飛び交っています。

ここでバスに目を向けてみますと、東京、新宿に新しい高速バスターミナル「バスタ新宿」が４月４日に開設され、それに伴う、既存のバスターミナルの廃止、集約というのが、まあ全国的にどうかはともかくですが、私は一つのニュースとして注目しています。

これまで、新宿駅周辺の高速バスターミナルは、ＪＲ系会社が使用する、代々木にほど近い「新宿駅ＪＲ高速バスターミナル」、主に京王電鉄と、その関連会社便が発着する「新宿高速バスターミナル」がありました。また、小田急、西武系の高速バスは新宿西口ロータリーを発着し、また、高速ツアーバスから移行した業者は新宿近隣のバス停を利用するなど、各社のバス停が分散し、利用者にとっては分かりづらい状態となっていました。

そんななか、今回、新宿南口付近の再開発に伴い、ＪＲ新宿駅新南口直近に建設されるのが、新しい高速バスターミナル「バスタ新宿」。それまで新宿各所のバスターミナルを利用していた高速バスの発着は、ほぼすべてこの「バスタ新宿」に集約されるそうです。

バス停が駅の至近、かつ、発着場所が集約されることにより、バスに乗るまでのルートが格段にわかりやすくなるわけで、利用者にとっては朗報と言えましょう。（以前の記事にも書いたとおり、新宿の高速バスは初めて乗る身にとってはとてもわかりづらいものでした）

また、「新宿駅ＪＲ高速バスターミナル」にしても、「新宿高速バスターミナル」にしても、その敷地は決して広いとは言えず、特に京王系の「新宿高速バスターミナル」は、ヨドバシカメラ新宿西口本店の目の前という、歩行者の多いロケーションとも相まって、細い道を大型の車体を揺らし、歩行者をかき分けて進入してくるのは、いかにも窮屈な印象でした。

ただ、その光景もまた、それなりに魅力的というか、印象的ではあるわけで…

今日は平日でしたが、会社を有給休暇にしていましたので、最後の活躍をする「新宿高速バスターミナル」を訪れてみました。